【和歌山県田辺市】犬と一緒に行ける素敵な場所【川湯温泉】
ちょっと川原を掘ってみると・・・
「わっ、これ温泉やん!」
「ブクブク泡が出てる!」
「硫黄の匂いがする!」
「本当に温かいんだ!」
「湯気が出てる!」
そんな大自然の凄さに感動しながら、自分だけのマイ温泉を作って入りたいな。
そんな場所ってありますか?
あります!
今回ご紹介します、犬と一緒に行ける素敵な場所は、
熊野本宮大社に近い和歌山県田辺市にある、
川原を掘れば温泉が湧く? 感動の温泉!
川湯温泉
です。
ここいいねポイント!
感動
「わっ、本当に温かい!」
って、自然の凄さに感動します。
誰かが掘った場所を使えたらラッキーです(笑)
自分で掘ると結構疲れますが、せっかくなので掘ってくださいね。
掘る道具(シャベル)は、宿泊された宿で貸してくれると思うのですが、念のため確認を。
注:宿泊されない人は持参してくださいね。
いい温度だな・・・と思って入っていると、なんだか熱くなってきたぞ。
そんな時は、川の水を引き込んで温度調整します。
穴掘りと川の水を引き込む溝を作って・・・
そして完成!
「いい感じのマイ温泉ができたぞ!」
自分で作った温泉の出来栄えに満足しながら、ゆっくり温まってください。
でも、寒くなってきたら、すぐそばに公衆浴場があるのでどうぞ(笑)
レトロな昔からある小さな銭湯ですが、とてもいいお湯です。
綺麗な川
透明なエメラルドグリーンの清流で犬と川遊び。
冷たいけれど寒くなったら温泉にドボン!して温まってください。
11月でも泳げるの?
マイ温泉で温もっていたら「なんだがいけそうな気がする〜」って気分になったので、犬と泳ごうとしたが・・・
こんな感じでした。
仙人風呂(大露天風呂)
冬限定(12月から2月)で、とても大きな露天風呂の “仙人風呂” が作られます。
しかも、なんと無料です(嬉)
千人入れるほど大きいからなのか、仙人風呂って呼ばれています。
(注:仙人風呂へ渡る橋から先に犬は入れないです)
ごめんなさい・・・仙人風呂のいい写真がなかったので、川湯温泉のホームページを参考にしてくださいね。
外部リンク:川湯温泉 仙人風呂
仙人風呂は川のすぐ横にあるのですが、なんと、冬でも泳いでいる子供たちがいました!
「えっ、川も温かいの!?」
そんなことはありません(笑)
川はとても冷たいです!
まあ、冬でも川で泳いじゃうくらい子供たちは大喜びの場所です。
いくら泳ぐのが大好きな犬種でも、水温は低いのでコールドテイルにならないよう、無理しないでくださいね。
おすすめの時期
いつでも掘れば湧くのか?
実は、ここで川原を掘ってマイ温泉を作って入れたのは、3回目に行った時でした。
初めて行った時と、2回目に行った時はダメでした。
何も知らず、初めて行った時は仙人風呂がオープンしている期間でした。
「どこを掘ったらいいんだろう?」
「掘ってる人がいないなぁ・・・」
「川原が駐車場になってて掘る場所がないぞ?」
「この水たまりみたいな場所がちょっとだけぬるいような・・・」
そんな感じでほとんど楽しめなかった思い出があります。
(注:仙人風呂の期間は川原が整備されて駐車場になり掘る場所があまりない)
そして、2回目に行った時は3月でしたが、川原を掘っても温泉が出ない(誰かが掘ったところをチェックしても冷たい)状況でした。
ほとんど人もいなくて、関東から来たお父さんと小学生くらいの女の子がいただけでした。
「どこを掘ったら温泉が湧くのでしょうか?」
と聞かれて、私も分からなかったので地元の旅館の人に聞きました。
すると・・・
「今年は温泉の出が悪いんです」
との事で、その女の子とお父さんはちょっと寂しそうにしていました。
また、下の写真(2018年3月)のように増水していました。増水していると駄目みたいです。
掘っても温泉は湧かなかった(泣)
と言うことなので、
行く前に確認しないと
残念なことになります・・・
行く前に確認すること!
そして、3回目となる2021年の秋、今度はちゃんと調べてから行きました。
ここに行かれる前に、確認すべきことを簡単にまとめますと、
- あまり温泉が出ない年もあるので、今年はどうなのかを旅館や観光課などに確認する。
- 川が増水していると駄目(掘れば湧く場所は川の水際なので増水するとこのエリアがなくなる)。
- 事前にSNS(インスタグラムとか)で#川湯温泉(北海道の川湯温泉とハッシュタグがかぶっているので注意)をチェックして状況がいいかを確認する。”最近”の順でソートするといい。
- 天気予報をチェック(雨が降って増水しないか確認)。
そうして、今度こそは大丈夫だろうと調べてから行きました。
そして、ついに3度目の川湯温泉にて
「川から湯気が出ている!」
「おっ、本当に熱いぞ!」
って感動に出会えました。
この日は11月で川はもう冷たかった。
下の写真で例えると、
手のあたりは冷たい。
お腹のあたりはちょうどいい湯加減。
足のあたりはちょっと熱いくらい。
季節ごとの楽しみ
春と夏はまだ行ったことがないので、冬と秋をご紹介します。
冬
毎年12月から2月末までの3ヶ月間、冬限定の大露天風呂 ”仙人風呂” がオープンします。
大きさは、学校の25mプールよりも大きい感じ(もっと長かったような・・・)。
そうそう、仙人風呂に犬は入れないので(手前のは橋からNG)、犬と一緒に行っても犬は楽しめません。
この期間は、川原が臨時駐車場になるので、自分で掘って温泉を作る場所がほとんどありません。
なので、犬たちはちょっと周囲をお散歩ながら橋の手前で待ってもらい、仙人風呂を楽しんでくださいね。
期間中の土曜日の夜は、湯煙灯籠の灯りが綺麗です。
ちなみに水着着用の混浴です(まれに裸のおじいちゃんがいるらしい)。
詳しくは下のリンクを参照ください。
外部リンク:熊野本宮観光協会
注意
仙人風呂を作っている間(11月下旬)と、壊している間(3月初旬)には川原に重機(ユンボ)が入るので避けた方がいいです。毎年川原の砂利や岩を利用して大きなプール状の仙人風呂を作ります。そして3月になると壊して自然の川原に戻します。
秋
犬と川遊びしながらマイ温泉を作って楽しむには、秋がおすすめと思います。
真夏は暑すぎて石の上を犬が歩くと肉球を痛めてしまうし、小さな子供連れの家族が多く、川遊びしている人も多いので行ったことはありません。
春から夏にかけては梅雨の時期もあり川も増水しやすいと思います。温泉を掘る場所がなくなる可能性が高いので、行ったことはありません。
でも、雨が続いてなくて川が増水していないようでした、春から夏も楽しいと思います。
犬と遊ぶなら、夏の川遊びシーズンが終わる頃から仙人風呂の工事がはじまるまでの秋がいいかと思います。
アクセス
大阪方面からですと、奈良県南部を南北に通る国道168号線を南下します。谷瀬の吊り橋からさらに南下して和歌山県へ入ると、世界遺産 熊野本宮大社のある田辺市本宮町に入ります。ここから車で10分くらいの場所に川湯温泉はあります。
周囲には、 “湯の峰温泉” 、 “わたらせ温泉” と言った有名な温泉があります。
大阪からですと、休憩を少なくしても車で3時間半から4時間くらいかかります。
今は道路もかなり整備され、昔のことを思うと快適になったのですが、それでも下道を延々と運転しないと辿り着けない場所です。
大阪からだと、十津川村の “谷瀬の吊り橋” くらいまでが日帰りの範囲なんですが、さらに50kmくらい走ります(道が曲がりくねっているので谷瀬の吊り橋から1時間半から2時間くらいかかります)。
日帰りで行くのはもったいない場所なので、谷瀬の吊り橋や十津川温泉郷、熊野本宮大社に立ち寄ってから、川湯温泉で宿泊するのがおすすめです。
長時間山道を運転するので無理をしない計画を立てて向かってくださいね。
駐車場
仙人風呂の期間(12月から2月)は、常設の駐車場の他に川原にも臨時の駐車場が設けられます。3月から11月までの期間は、常設の無料駐車場を利用できます。
(注:新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、更衣室が閉鎖になっている可能性があります)
(足洗いのシャワーもある)
周辺情報
川湯温泉 公衆浴場
レトロチックな公衆浴場。
入浴料も250円とお財布にも優しい。
もしも寒くなったらこちらでゆっくりお湯につかってくださいね。
温泉民宿 大村屋
川湯温泉にあるペット同伴可能のお宿です。
小型犬はもちろんのこと、
大型犬もオッケーなのが嬉しいです!
詳しくは、大村屋さんのホームページをご参照ください。
熊野本宮大社
川湯温泉まで来たら、ぜひ参拝してください。
熊野三山(熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社)への道として世界遺産に登録された熊野古道は、ここへ繋がっています。
たどり着いた時の「ここまで来たんだ・・・」って少し感慨深い気持ちになるのがなんか好きなんです。
ここまで来るの遠くて大変だけど(笑)
(左:鳥居、右:神門)
初めてここに来た時に、とても嬉しかったのは下の写真です。
「ペットは家族の一員ですので、どうぞ一緒にご参拝下さい。」
「神門内では抱きかかえて・・・」
なので、神門内へは少しだけですが体重28kgの犬を抱っこして入りました。
3分が限界だったけど・・・
大斎原(おおゆのはら)
明治22年にあった大水害までは、ここに熊野本宮大社の社地があったそうです。
熊野詣に来た記念に、大きな鳥居の前で記念撮影を!
湯の峰温泉
日本最古の湯と言われる温泉 “つぼ湯” があります。
世界遺産の中でも唯一全身浴のできる温泉だそうです。
当日予約のみで一回に一組しか入れないので、待ち時間が何時間にもなっていることが多いです。
湯煙の舞う情緒ある温泉街なので、待っている間は温泉卵でも作ってのんびりしてくださいね。
まとめ
川原を掘ると湧き出でる温泉、川遊びをしたり、自然の凄さを感じながらマイ温泉作りを楽しめる場所。
冬は大露天風呂の仙人風呂も楽しい。
熊野古道の目的地、熊野本宮大社を参拝して、
日本最古の湯と言われる湯の峰温泉でつぼ湯に入って、温泉卵を作って食べて。
ちょっと遠いけれど、ここでしか経験できない場所がいくつもある。
遠くて運転は疲れるけれど、是非一度いかがでしょうか。
それでは良い休日を!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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